あればいいなが具現化した衝撃弁当『ヴィーガンデリバリー・カおバーイーツ』
10月末日、メディア構築を習う箱根合宿も今回が3回目。初日ランチの定番は「BOX BURGER HAKONE」でのベジバーガーだったのだが、ここで一つの大きな問題が発生していた。満足度が高過ぎるが故その後のメインである仕事に集中できないという何とも贅沢な悩みがそれだ。
全力集中と時間短縮を考え宿に食べ物を持ち込んで手軽に済まそうということに決まったはいいが、講師であるマスターは生粋のヴィーガン。箱根への道中でそれをクリアすることはなかなかの難問だった。そんな中、友人のY薫さんがヴィーガン弁当を作っていることを思い出す。善は急げで即連絡。快諾いただいたどころか旅の出発地点駅まで指定時間にできたてを届けてくれると言う。これを利用しない手はない。
そして当日指定時間きっかりお弁当を受け取り、そのずっしりとした重みに嫌が応にも期待は膨らむ。宿での予定だったがピクニック日和の晴天に恵まれ芦ノ湖湖畔のベンチにて食べることに決まった。お弁当を開くと、、
感じて欲しいこの溢れんばかりのボリュームを。これはおかずBOXでそれ以外に玄米ご飯が同じ大きさの箱で付いている。そしてこの迫力でありながら、お肉やお魚を一切使わずに作られていることに驚嘆させられる。メニューを左上から順にご紹介しよう。
1,高野豆腐と切り干し大根の煮物
2,ごぼうと人参の金平
3,ヒジキのフジッリ練りゴマ風味
4,ピーマンとキクラゲの味噌炒め
5,大豆ミートのガッツリ生姜風味唐揚げ、すだち添え
6,自然栽培新米玄米ご飯に天然塩梅干しごま塩
調理法が被らないように工夫されているのは勿論だが味のメリハリが素晴らしい。フジッリ(ネジネジのパスタ)は練りゴマで和えるとは一見重いようにも思えるが、ヒジキを混ぜることによりそれを払拭させることに成功している。これだけを一皿食べたくなるような満足感だ。続いて大豆ミートの唐揚げは少し濃いめに味付けされているが、しっかりと生姜が効かせてあってクドさを全く感じず寧ろご飯が進んで止まらない。そして添えられている大ぶりにカットされたスダチ2個がとても嬉しい。全てのメニューに物申したいが紙面の都合により割愛させていただく。食べ進んで初めて気づくのだが、おかずBOX奥の底にスイートチリで和えられた水菜が敷かれておりその甘辛さが箸休めにちょうどいい。
最後に皆さんはお弁当に入っているレタスが萎れ切っていて残念な気分になったり食べ残した記憶はないだろうか?写メに写っている新緑を見て欲しい。これはグリーンリーフと言ってレタスより葉がしっかりとしている品種なのだが、萎れたレタスで心まで萎れないようにという心遣いなのだろう。その気持ちがグリーンリーフを選ばせたのは明白だ。
ランチに大満足し、湖畔に建つ絶景カフェで食後コーヒーを飲みながら仕事に入る我々であった。
※マスターとの後時の会話:このお弁当はヴィーガンの方々は勿論のこと普段お肉やお魚を召し上がる方にこそ食べて欲しいと思える満足感がある。長いヴィーガン生活で感じたことがないクオリティーだとのことだった。
大満足必須のY薫氏による「カおバーイーツ」はどこで注文することができるのか?
残念ながら今は友人限定のサービスで一般の方がご購入いただくことはできない。非の打ち所がない内容のお弁当ではあるが、本人自身が商品化を考えていないという重大な問題を抱えていることは聞かなかったことにして欲しい。こんなお弁当が自分の手元にも届けばと喉を鳴らした方々。誰の元にも平等に届くUber Eatsが如く『Kaober Eats』が日常にあるそのシーンをリアルに想像し続けよう。
「純粋な思考は現実化する」かもしれない。
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